「夏休みにインターンシップを受けさせて頂けないでしょうか?」
とメールが届いたのが6月。
過去のインターン生のブログを見て、
連絡してきたのは、早稲田大学の学生さんだった。
今は、上海をベースに、香港、東京、福岡と、
ブンブン🐝飛び回っている状況。
お世話をする時間がないな〜と数日悩んだ。
ただ、内向き志向が強く、外に出たがらない学生が多い中、
「中国語を使ってインターンしたいです!」と、
彼女の熱い想いに意気を感じ、受け入れることにした。
この条件を飲めるなら受け入れると、
出した条件は、
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給料は中国人インターン生と同額(日給3000円)
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私と話す以外は基本は中国語を使うこと
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与えられた仕事は、四の五言わず何でもやること
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住む場所は自分で探すこと
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海外傷害保険は必ず入ること
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両親の承諾書を提出すること
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実習報告書を提出すること
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実習報告の発表会を中国語ですること
厳しい条件で、しかも僕の指導はスパルタ式なので、
大変だと思うけど、実習を終えた後、
あたなに「来て良かった」と思わせる自信はあると伝えた。
上海に到着後すぐに病院に担ぎ込まれたり、
下宿先で騒音問題があったりと生活面での苦労、
慣れない環境下での仕事面の苦労と、
「耐えられるかな〜」と心配しながら様子を見ていたが、
この一ヶ月半、彼女は持ち前の根性で乗り切った。
特にインターンの総まとめの実習報告書は大変秀逸で、
多少の頑張りではできないレベルの内容だった。
最終日の実習発表会は、全て中国語で、という条件に、
相当プレッシャーを感じていたようだが、
数日の徹夜で準備をし、素晴らしい内容の発表をしてくれた。
帰国最後の日に、四川料理店に一緒に行き、
「はい、最後の課題」とウサギの頭の料理を出した(笑)。
のけぞりながらも、頭からかぶり付く姿を見て、
「この子はグローバル人材のダイヤだな〜」と微笑ましく感じた。
お世話になったお礼にと、
サプライズで似顔絵人形をプレゼントしてくれた。
(周りからは似ていると言われるが。。。)
最後にもらったお手紙にはこう書いてくれていた。
「古閑社長は私の人生観を変えてくれ、成長させてくれた恩師です」と。
正直、ちょっと泣けてきた。。。
自分は自分のあらゆる資源を、
次世代へのバトンタッチしたいという想いがある。
少しずつでも与えられる人から、与える人になりたい。
大鷹さん、またいつか、世界のどこかで、会いましょう。
UTSグループ
古閑涼二