こんにちは!広報担当の竹村です。
UTS Japanのサイトにお越し頂き、
ありがとうございます。
本日は、前回と同じく、
中国で大人気のSNSアプリ
「抖音(ドウイン)」のお話しをしてきます!
「抖音(ドウイン)」というとピンと来ないですが、
日本では「TikTok(ティックトック)」でおなじみですね。
中国の「抖音(ドウイン)」を見ていると
中国で生きる人たちが何を魅力と捉え、
何を発信したいのかを読み解くヒントがあると思います。
貴社の製品を「中国で販売したい!」と考えられている方の
お役に立つことができれば嬉しいです。
「抖音(ドウイン)」とは?

中国のショート動画共有アプリ「抖音短視頻(読み:ドウインドゥアンシピン、以下「抖音」)」は中国企業のByteDance(バイトダンス)が提供しているアプリです。(https://www.douyin.com/)
抖音(ドウイン)の特徴
15秒以内のショートムービーを共有
(フォロワー数に応じて60秒にも!)
いいね!の数ではなく、ユーザーの属性に応じた表示
中国国内のアクティブユーザー数2.5億人を突破(2019.1現在)
動画アプリの中では不動の1位となっているのではないでしょうか?
動画の種類は幅広く、2017年は「音楽」や「ダンス」に関するコンテンツが50%を占めていたそうですが、今では「音楽」「ダンス」「グルメ」「動物」「スポーツ」「親子」「旅行」など幅広いコンテンツが配信されています。
「抖音(ドウイン)」はタオバオ(淘宝)と連携!
中国市場におけるSNSと購買までの距離が近いことは、これまでの記事に書いてきましたが、やはり抖音(ドウイン)も商品と消費者をぐっと近づける仕掛けを持っています!

洋服をヒラヒラさせた動画を見たら、カートの絵文字があります。そこをクリックすると!

タオバオ(淘宝)でそのまま購入画面にたどり着きます!
最近だとインスタグラムなどもECとつなげるようになりましたが、それ以上にスムーズでSNSがボーダレスに繋がっていることを感じます。
見ている限り、化粧品や文房具、ファッションで多く見かけました。
やはり中国でもSNSとの相性が良さそうです。
インフルエンサーのプロモーション等も数多く行われています。
インバウンドのポイントは抖音(ドウイン)
私たち日本人の多くは2019年の現時点ではInstagramを中心に購買活動が行われている傾向にあります。旅行に行くのにも、旅行先で食べる食べ物に関しても、インスタグラムで調べた経験を持っている方は多いはずです。
抖音(ドウイン)は15秒という限られた動画の中で、最大限にその場所の魅力を伝えてくれています。
また動画を撮っている方が本当に上手で…見ているだけで「行ってみたい!」と思う動画となっています。

(http://v.douyin.com/5sXjkw/)
東京タワーにまつわる動画はかなり多く投稿されています!

(http://v.douyin.com/5syCDc/)
福岡県糸島市の動画も発見!
日本在住の方が投稿されていますが、7,000いいね!ついています。

(http://v.douyin.com/5sos6J)
福岡の稚加栄のいけすも撮影されていました!
感度が高い投稿が多く見られ、私たちの何気ない日常も美しく表現されています。

(http://v.douyin.com/5stLNm/)
福岡空港に着陸前の動画も!
空港が市内近いんだよ〜!という動画になっています。
再生回数は少なくとも、このポイントも動画にしているところがポイントです!
KOLたちが徹底した世界観を作る抖音(ドウイン)の世界
KOL、KOCと言われていますが、やはりトップを走るのは芸能人やモデルというプロフェッショナルな層が存在するのは確かなのですが…
日本との大きな違いは「SNSは自身の最大限の表現の場」であることを認識していることだと私は感じています。プロモーションの域を超えて、自身の美しさやポテンシャル、それでいてファンづくりを徹底しています。
この記事は深夜に書いているのですが、この時間帯に抖音(ドウイン)を見ますと、インフルエンサーたちはライブ配信を行っていました。

最後に私が「きれい!」と感じた女性たちの投稿をご紹介します。
時間をかけていると思います。研究もしていると思います。

(http://v.douyin.com/5Gb3Yr/)

実際に投稿を見ていると、日本人とは違うSNSの使い方をしています。
イメージ先行型のプロモーションもあれば、ノウハウ動画も多く見られます。
その見せ方の違いこそがプロモーションのキモになります。
中国市場を理解し、SNSを実際に使い分けしている方に、
リアルにPRをしてもらうことの大切さを
SNSを見れば見るほど感じるのです。
差があるというよりも「違い」を認識した上で、
商品の魅力を伝えることが中国市場では必要不可欠です。
前回の小红书(シャオホンシュー)と同様、
SNSの特徴に合わせた、
商品のマッチングをこれからも意識していきます。
まずは、ご相談ください!
最新情報をまたお届けしたいと思います。