【改定版】中国のSNS

【改定版】中国のSNS

2020.6.1

[1]中国のSNS事情について

中国の人口は2018年で13.9億人、ネット人口は8億人を越えると言われています。中国には大都市も多く、国土も広いからSNSがさぞや爆発的に流行っていると思われます。

日本ならライン、Facebook、インスタグラム、ユーチューブなどが群を抜いて人気がありますが中国ではどうなのでしょうか?

ここでは中国のSNS事情についてご紹介していきます。今回は中国国内で利用される代表的なSNSについて書いてみました。

[2]中国政府がSNSの規制をしている?

中国でのSNSを考えるとき避けて通れないのは当局による規制です。

中国によるインターネットの規制はグレートファイヤーウォール(金盾)と呼ばれるほど強力なもので、そのため日本も含め世界標準とも言えるFacebookやTwitterなどのSNSは中国国内で閲覧・使用することができません。

もっともVPNなどを利用すれば一部接続できることもあるようですが、一般の方にはなかなか面倒だし政府当局に見つかるリスクもあるのでほとんどそれも利用されません。そのかわり中国国内むけの独自のSNSが発展してきているのです。

ただ中国独自とはいえ圧倒的な人口をかかえているので、その利用者数はFacebookやTwitterの世界規模の利用者数に比べても大きく見劣りをすることはありません。つまり、世界にはもうひとつの大きなSNS市場があるといっても過言ではないわけです。

[3]中国独自のSNSとは?

そんな中国独自のSNSですが、中でもメジャーな存在がWeChatとWeibo、QQ、REDです。

これらは利用者数も日本の人口を軽く超える規模であり、世界的に使われているFacebookなどの利用者にも引けをとらなくなっています。そして単純にTwitterやlineの代用品としての役割だけではなくて今や中国のSNSの特徴というものがはっきりあります。

それはSNSとキャッシュレス決済をワンストップで実現していることです。そのため、毎年2億人近い中国人海外旅行者は自国のSNSさえ使えればどこにいっても安心して買い物ができるわけですが、逆に言えば受け入れ先の国は中国のSNSアプリを利用していないと中国人旅行者に対応できなくなります。これが中国のSNSの利用者が世界的に増えている原因のひとつとなっています。

中国SNSが世界的に注目を受けるもうひとつの原因は、海外企業が中国の顧客にマーケティングをするときは中国のSNSを使わざるを得ないことにあります。中国人は中国独自のSNSしか使いませんから、当然中国でものを売るためにはそのSNSを使って発信しなくてはならないというわけです。

こうして中国人旅行者を受け入れる海外の現場と、中国国内でビジネスしようとする企業と、内外で中国のSNSに関心が高まっている状況ができているわけです
それでは続いてその中国SNSの代表各の概要をそれぞれみていきましょう。

WeChat 微信


提供元:テンセント
内容:中国版line
利用者数:月間アクティブユーザー数11.3億人(2019年11月現在)
対応言語:日本語も含めて17か国語

全年齢層にわたって幅広く中国人が利用している中国版のLINEであり、中国国内では微信(ウィシン)、世界的にはWeChat(ウィーチャット)と呼ばれています。
中国でもっともポピュラーなSNSと言えます。

機能としてlineとほぼほぼ同じになっています。
特徴的な使われ方としては中国ではWe chatはビジネスシーンでの利用が多くなっていることで、名刺代わりにWeChatのアカウントを交換するというケースが多くなっています。
様々な機能が存在します。

<各種機能>
Wechatはコミュニケーション機能以外にも様々な機能を兼ねそろえています。

1.WeChatPay
WeChatアカウントに紐付いた決済システム。中国のキャッシュレス化は日本よりもはるかに進んでいて日常のほとんどの支払いをキャッシュレスで済ませています。そこで大きく役に立っているのがこの9億人以上がつかうWechatの決済システムWeChatPayです。中国人旅行者のために日本でもWeChatPayの導入が進んでいます。

2.お年玉機能
中国では民族大移動をすると言われるあの春節に、子供達に「紅包」を渡します。この風習は日本のお年玉に相当しますが、これをWeChatの中にあるお年玉機能を使って渡した人が2018年の春節には6.88億人もいたそうです。

使い方としては所属するグループに配ったり、内部のメンバーに同額でも額を越える形でも配れます。

3.ミニアプリ機能
Wechatは中国国内の様々なSNSやECと提携しており、Wechatに入ると自動的にそれらを使えるミニアプリ機能があります。

ドウイン抖音

提供元:中国新興企業のByteDance(バイトダンス)社
内容:ショート動画共有アプリ
利用者数:1日のアクティブユーザー数3.2億人(2019年7月)

中国国外では日本も含めて「TikTok(ティックトック)」という名前でおなじみのサービスです。日本では2019年2月時点で950万人もの1日のアクティブユーザー数がありますが、本家中国ではそれがなんと3.2億人ということで人気のすごさがわかります。

15秒以内のショートムービーが中心で発足当初は音楽、ダンスで半分以上占められていた投稿も今ではそれに加えて、グルメ動物、スポーツ、親子、旅行」など様々なシーンの投稿がアップされています。

大きな特徴としては、その表示ルールにあります。

従来のSNSの場合だと「いいね!」の数や閲覧者数が多いほどアプリ内表示が優先されるわけですが、ドウインではあくまでユーザーの属性や好みに対応するように表示されます。なので常にユーザー個々人にとっては関心の高いものが表示されることとなり、ユーザーの購買意欲の向上に繋がりやすくなっています。
この仕組みは投稿する人のモチベーションアップにもつながっています。

中国ではSNSのインフルエンサーのことをKOL(キー・オピニオン・リーダーの略)、または網紅(ワンホン)<(ネット上(網)で流行った(紅)人という意味>と呼ぶのですが、このKOL=網紅になるためにフォロワーの数の多さだけがものをいうのではありません。ドウインの場合、投稿はフォロワーでなくてもその投稿内容に関心のある人全員が見ることになります。つまりドウインの利用開始直後でも、フォロワーが少なくても、ある投稿が大いに受ければ一気にKOLになることができる仕組みを持っているのです。これにより投稿者は最初からいい投稿を狙うのでクォリティーも自然に上がっていくのです。

Weibo 微博

提供元:新浪公司
内容:中国版Twitter
利用者数:全世界で7億人以上 月間アクティブユーザー3.7億人
対応言語:日本語も含めて17か国語

Weiboは中国国内に限らず、さらに香港や台湾などの中国語圏内のみならず、他のアジアの国々に欧米各国でも幅広く利用されているのですが、これは越境ECやインバウンドプロモーションの一環ともなることが理由です、当然日本企業も数多く利用しています。

利用者の年代層は若い人が多く、おおむね10代から30代前半くらいの人になっています。特徴的なのは大卒者が多いことで、それは経済的に豊かな人が多いということを意味しますから、購買力が高い人をユーザーに多くかかえているということになります。

中国は広告大国ともいわれるのですが、その中で口コミの影響力は大きなものがあります。企業側の発信する広告よりも利用者の口コミがフォーカスされる傾向はAmazonがうまく利用していますが、その心理は中国でも事情は同じです。
そこでこのWeiboでの「いいね!」や情報の拡散は中国人が買い物をする際参考にされることが多いです。

俳優、女優、や文化人など有名人もWeiboの利用者であることが多く、彼らがWeiboで発信する情報の影響力は絶大であると言っていいでしょう。

Weibo内にはファッション、アイドル・サブカル情報、健康情報、社会情勢に対する論評などなど中国に関する情報バンクと言える内容になっています。

こうした事情もあって海外企業が中国マーケットを考えるとき必ず利用するようになるのです。

QQ

提供元:テンセント(WeChatと同じ)
内容:近いたとえで中国版のmixiのようなもの メッセンジャーアプリ
利用者数:6億4千万人

QQはWeChatと似ているのですが、QQとの大きな違いはQQには“アバター作成やコミュニティへの参加機能などがあることです。

そのため中国人のふたつの利用は割りとはっきりして「WeChatを仕事用」「QQをプライベート用」と使い分けの線引きあるようです。

日本のものに例えると、モバゲーやMixiを思い描くとわかりやすいでしょう。

QQの機能をまとめると次のようになります。

【連絡手段】としての機能テキストメッセージ
音声メッセージの送付
音声通話
ビデオ通話
グループ通話
写真の送付
ドキュメントなどファイルの送付

【SNS】としての機能
アバターの作成
同じ趣味の人が集まるコミュニティへの参加
オンラインゲーム
ミニブログの公開

こう見てくると若年層に人気の出る機能が多いのでQQに関わると、より幅広い年代層の中国マーケットと関わることができます。

RED 小紅書

提供元:Miranda Qu&Charlwin Mao
内容:中国版インスタグラム 口コミECアプリ
利用者数:2億人

利用者の多くは20〜30代の女性で全体で2億人以上に上ります。
膨大な数のユーザーがサイト内で口コミを行なっているので小紅書(RED)は中国でインフルエンサーマーケティングをする上で外せない存在です。

小紅書(RED)はECアプリにカテゴライズされますが、日本には近いものはありません。 SNSの口コミサイトとしての機能があり、さらにEC機能のサイトがあるのでAmazonの特徴とインスタグラムの特徴を併せ持っているのです。

SNSですから、ユーザーは関心の高いものをフォローしたり、好きなことを情報発信して写真や動画などもアップします。それがアプリ内に備わっているEC機能と紐付いているので、たとえば日本の感覚でいえば、インスタグラムで見た写真や映像を、そのまま商品として購入・決済までできるのです。Amazonとインスタグラムをワンストップで使える優れモノなのです。

中国国内の女優などの有名人やRED専門のインフルエンサーもたくさん活動しているので若年層向け商品のプロモーションには最適なSNSと言えます。

[4]中国国内のSNS 今後の動向とまとめ

中国当局の厳しい情報規制がはからずも生み出した中国独自のSNSですが、中国の経済発展に伴い、その内外を問わず海外の企業や人も中国のSNSを無視することはできなくなりむしろ積極的に利用していく時代となっています。

中国とのビジネスを考えるならこれらのSNSについて今後の動向を注視しつつ、いかに使いこなしていくかを研究していく必要があります。SNSの世界で考えると、グーグルやFacebookなど私たちがよく知る世界とは別にもう一つのおおきな世界がそこに広がっているのです。

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