海外販路開拓 ~中国越境EC編~アフターコロナ時代の海外進出

海外販路開拓 ~中国越境EC編~アフターコロナ時代の海外進出

2020.7.15

※この記事は中国へ今から販路を開拓したい、現状がどうなっているのか知りたい方向けの記事内容です。

コロナの影響でもともと成長率の高かったEコマースがより注目されて加速してきています。
私の知人でもコロナの自粛期間中に売上が倍になった話などもチラホラ耳にします。

それは、外で買い物できなくなったこともありますが、コロナの自粛期間中の時間で、今までネットにそれほど関心を示していなった層、中間層が色々なサービスを知り、便利さを実感したのも要因だと思います。
※動画の定額サービス、YouTube等のサービスの利用数も爆発的に増えています。

国内だけではなく海外との取引も、今よりオンラインでの取引が主流になると思います。
インバウンドで日本に来れなくなった中国人が日本のものをオンラインで買う。
※海外に行きたいけど、コロナが怖いから外出するのはね…このような心理は当面続くと考えられます。

また、日本人が中国で商品を仕入れる、それをネットで販売するビジネスモデルへの個人、企業の参加もより増えていくと予想されます。

このように、日本(自国)から中国(他国)でオンラインで販売(取引)することを「越境EC」と言います。
※越境=国境を超える。

特に日本の商品は中国では人気があり、需要はまだまだ高いです。
日本製品は昔は「高くて高品質」、今では「安くて高品質」と中国の方から思われているからです。

アフターコロナで、他社が進出を控えている今、準備を行い進出することは時代にあっていると考えられます。

[1]越境ECの方法

越境ECの方法、手段は主に下記2パターンがあります。


(1)日本のEC運営サイトで中国消費者に直接販売する方法

①直送モデル
日本のECサイトに出品して注文が中国の消費者から直接入るタイプです。
注文後は日本からEMS等の国際宅配便を利用して商品を送ります。
※個人輸入になるので、輸入者(注文者)は輸入時に行郵税を納付する必要があります。
日本からの出荷になるので、中国の注文者に届くまで時間がかかります。

②保税区モデル
保税区モデルは、中国の保税区に先に商品をまとめて輸送して、区で保管します。
注文毎に通関の手続きを行い出荷できます。 
中国国内から出荷するので中国の注文者に届くまでの時間が短くてすみます。
 ※行郵税は中国での販売者がまとめて納付します。


(2)中国のECサイトに出店して販売する方法

日本で言う楽天などのモールに出店、販売する方法です。
中国では「天猫(T-MALL)」「京東(JD.com)」がシェアの大半を占めています。
モールは自社ECと違い集客力が最初からあります。
※中国では出店が多くモールの広告料も高騰していますが重要なECの中心であることに変わりはないです。



[2]中国のECの市場規模

総総務省が2019年5月に発表した
「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」
によると、中国国内でのBtoC EC取引の市場規模は2018年時点で約1兆5,267億ドル、日本円に換算すると160兆円を超えるほどの規模を誇っています。

これは全世界で見ても他の追随を許さぬ圧倒的なナンバーワンで、2位のアメリカの倍以上。
対前年(2017年)比では約137%となっており、成長率で見ても世界トップクラスです。
ちなみに日本はというと、2位のアメリカ、3位のイギリスに次いで4番目の規模です。
※2018年時点での日本の対前年比は108.96%。

市場規模と成長率の観点から、多くの企業が海外のEC(越境EC)に目を向けるのも納得できます。

★越境ECの市場規模
経済産業省の調査によれば平成29年度で、中国の消費者による日本・米国事業者(EC運営者)からの越境EC購入額は27,556億円で、前年比26.8%増という結果です。

【参考】

http://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf



[3]越境ECが拡大している理由

(1)スマートフォンの普及

まずは、なんと言ってもスマートフォンが挙げられます。
世界中にスマートフォンが普及したことにより、ネットを利用する人口が爆発的に増えました。
※小米科技(Xiaomi、シャオミ、中国のスマートフォンメーカーが安価で高性能なスマホを製造しています。
そして、場所を選ばずにどこでも買い物をすることも可能になりました。
スマートフォンさえあれば、多くの人が自分で海外のECサイトを訪れ、国を問わず、商品を比較しながら、より低価格で品質の良いものを選んで購入できるということです。
また、越境EC拡大の背景には、都市部ではなくとも、近郊にショッピングモールなどが無い地域に住んでいる人でも手軽に海外の商品を購入できるようになりました。今まで買うことがなかった層の人たちも買っているということです。


(2)訪日外国人のリピート購入

コロナの影響で訪日する中国人は激減しました。4月はほぼなかった状態です。    
しかし、一度日本に来た方がドラッグストアなどで、日本の商品を購入して、その商品を気に入ったとします。
その消費者は日本のサイト、中国のモールに同じ商品が無いか調べて購入します。
いわゆるリピーター、ロイヤルカスタマーになってくれるということですね。
一度、気に入った商品ならより安心なので、まとめ買いなどもよく行われます。


(3)コストを軽減できる

ネットがない時代だったら、その国にお店(リアルショップ)を出店するか、自国のお店(リアルショップ)に訪問して購入してもらうしか方法はありませんでした。
しかしネット時代は、すべての国と地域に対してネットショップ一つで販路を広げることができます。
リアルショップの場合、出店申請の手間、現地スタッフの給与、店舗の家賃など少なくない費用(固定経費)がかかります。リスクが大きいです。
その店、ECショップは、サイトの維持費、制作代と運営の費用ぐらいで低コストです。
テストマーケティングの価値としても魅力的ですね。


(4)商圏を拡大できる

最後に商圏の問題です。日本は少子高齢化の人口減少社会に突入しています。いい意味での悪い意味でも整いすぎていて市場を拡大するには難しい市場です。
それに比べ中国を始めアジア諸国は人口も伸び(中国も高齢化社会の問題は今後ありますが)中間層、富裕層の数も増え、所得も増えている現状です。
日本という難しい市場で戦うよりも中国という需要の旺盛な国を相手にすることを意識している日本企業が増えています。



[4]中国への越境ECのメリット

まずは、なんと言っても人口です。
約14億1142万人(日本の約11倍)

その中でインターネットユーザーは、中国インターネット情報センター(CNNIC)の調査では、2017年時点で中国国内でのインターネットユーザーは約7億7,000万人。
これは中国の全人口の55%超にも及ぶ数字です。
中国は、ほぼ全員がスマホやタブレットなどモバイル端末を使っていることが中国の特徴です。

※まだ、7億人が利用してない市場があるとも言えます。日本の人口の6倍です…。

2007年には約2億人だったため、10年で約4倍にも伸びたことになります。

人口の多さにプラスして中国はAI、IoT等が凄まじい勢いで普及しております。
ネットの環境が常に人の側にあり、いつでも「購入(注文)」に繋がる環境が作られています。

【小ネタ】
今やITの最先端はアメリカではなく中国であると言っても過言ではないです。
その象徴の深センには、ファーウェイ、テンセント、BYD、ZTE、DJI、伝音科技等、中国が世界に誇る企業郡が誕生しています。
「中国のシリコンバレー」と言われるほどで、優秀な人材も世界中から集って来ています。



[5]中国への越境ECのデメリット

大きくデメリットというと下記が挙げられます。

・中国という特殊な国家
→独裁であり市場開放をしている。国家戦略で左右されることを認識する。

・配送料や手数料が国内ECよりも高い
→中国に限らず越境は、送料、手数料等必須です。悩ましいところです。

・関税など国際輸送における取引は規制が多い
→関税も障壁の一つです。法律も定期的に変わるので注意が必要です。

・言語の壁
→ネット翻訳の機能は充実してますが、こまかなトラブル対応の対処には専門のスタッフはやはり必要ですね。

これらを意識して対応する必要があります。

越境ECを構築するのは手間と中国の商取引、法律、規制等の変更がないか常に意識しておく必要があります。
専門性、信頼性の高い知識、人材が必要になります。

現在、越鏡ECの環境もサービスの向上、最新のツール等増えていますが、まだまだ重要なところですね。



[6]オススメの商材は?

越境ECの中国市場においては、アパレル商品や化粧品、食品、ベビー用品が多く売れています。
この背景にはユーザーに女性が多いこと、生活用品に対する自国のアイテムへの不信感があります。
また、日本を訪れ購入した商品を帰国した後にリピート購入するユーザーが多いため、アパレル・美容・健康カテゴリーで経営しているECサイト事業者にとって中国越境ECは売上を増加させるために効果的です。

日用品 :紙おむつ、シャンプー、洗顔料
家電製品:イヤホン、LED電気スタンド、美顔器
衣類  :ユニクロの各種製品



[7]オススメのモール

中国では、下記2つのモールは欠かせません。
天猫(T-MALL)」「京東(JD.com)」



[8]まとめ

中国への越境ECは、アフターコロナの時代、劇的に変化することが安易に予想できます。
もともとニーズ、将来性があった越境ECに興味を持つ日本メーカーはより増えていくでしょう。
個人の方でも越境ECサービスの特化したサービスを利用すれば低コストで海外進出ができる時代です。
ネットショップは、「国内モール中心」から、「国内外自社越境ECサイト」の多方面に適用した構築、戦略が求められる時代になりそうです。




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