2020年の上海美容博覧会(CBE)を総括します。
CBEは日本のコスメ業界も大注目の展示会で、この3年間で日本メーカーの出展が急増していました。
今年も日本勢の出展記録が大幅更新と見込まれてましたが。。。このコロナです。外国からの入国規制のため、中国に拠点や代理店がない日本メーカーは軒並みキャンセル。日本だけでなく、海外、そして国内メーカーも出展を取り止めました。
その中で、当社グループ企業であるDOER社は、出展を継続しました。大型ブース(9コマ)で毎年同じ場所で出展していますが、現地社長は、「今年は本当に、出たくないよ」と嘆いていました。
出展費用12万元(200万円)は戻ってこないので、仕方なく出展した感じです。出展者も入場者も半減し、盛り上がりに欠けた今年のCBEでしたが、蓋を開けてみると、意外なプラス要素もあったようです。
今年の特徴として、以下にまとめられます。
- コロナ影響で開催が、5月から7月に延期開催(中止せず)
- 出展企業、来場者も半減(来場者は60%減。前年50万人超→20万人)
意外なプラス要素として、出展者の声から以下のような声も聞かれました。
- 「来場者は半減だが、質の高いバイヤーが多く、商談効率は向上した。」
- 「ライブコマース隆盛により、インフルエンサーや個人EC店舗のオーナーやバイヤー(いわゆる「C」)の質が格段に向上した」
中国も例にもれずコロナ禍で一度沈んだ美容市場ですが、人が美しくなりたい、というあくなき欲求は止まらず。需要が凹んだ分だけ、反動で市場ニーズが上がっているのを体感しています。
UTS JAPAN
古閑涼二
【当社グループ会社DORE社ブース①】
【当社グループ会社DORE社ブース②】
【当社のブランドCellaWillaがCBEから受賞③】